進化し続けるオタク
過去を振り返ってみたとき、あることに気付いた。
性癖が変わってる。
性癖、というと誤解を生むので、好きな話や好きな関係性だと補足しておく。
性癖は、変わっていた。(大事なことなので2回言った)
以下、自分語りになります。あしからず。
私が二次元に何かを感じたのは6歳の頃。アニメを見ていて、性的な表現に気付いてしまった。
あ、これエロいやつだって、幼心にわかってしまった。思えばあれが始まり。
そのキャラは女性キャラだった。当時、性的というと、なんか女性の服が破ける系だった気がする。
で、私はその時、そのなんかエロい雰囲気が気に入ってしまったようだ。
よくわからないけどエロいやつに興味を持つようになった。
そして中学生になる。回りにカップルができはじめる。
人並みに異性に興味はあった。面と向かって話すのに緊張する感じ。
しかし、何かが違うと思った。そう、エロいお姉さんがいない。
今思えば、中学生なのだから当然である。そう早熟な子がいるものではない。
中学生は化粧が禁じられているし、制服だし、第二次成長期が終わっていない。
しかし二次元は違った。キャラの設定が中学生でもなんかエロかった。胸が大きかったりした。
大人たちのドリームを詰め込んだのだから当然かもしれない。
そこで私は思った。三次元より二次元の方がエロい!
美形でなく、異性への苦手意識もあり、性についてよくわからなかった私は、当然のように二次元にハマった。
いわゆる黒歴史を積み重ねた。
ここでpixivに出会ってしまう。そこには、同性どうしでキスしてたりなど、なんかヤバい作品で満ちあふれていた。
最初こそ頭を殴られたような衝撃を感じていたが、なんかエロい雰囲気が好きだった私は、その好奇心を頼りに未知の世界へ踏み出していくのであった。
もちろんオタク友達の洗礼も少し受けた。
そこでさまざまな性癖が存在することを知る。
同性愛、近親相姦、ハードプレイ。
好奇心と若さゆえのエネルギーを発揮し、それらをひたすら閲覧した。
最初は気分が悪くなることも多かったが、沢山の作品を見ているうちに感覚がマヒしていった。
中学の後半~高校生にかけて特にハマったのが近親相姦。なんかイケナイ感じがたまらなかった。
あくまでファンタジーであり、実際にやりたいとは思わなかったが。
大学生になると、変化が表れた。それは、ストーリー性や関係性に注目するようになったことだ。
それまではストーリーについてあまり深く考えなかったし、キャラの関係性も友情か恋愛くらいだと思っていた。
しかし、ストーリーのどこが好みかということや、関係性は簡単に言葉で表せないのではないか、ということを考え始める。
この時、月9や少女漫画によくある、美形男が女主人公に惚れ、男が女を守る、という展開があまり好きではなかった。テンプレートにはまっていない物語、関係性が特に好みだった。
だから、ラブライブにとても衝撃を覚えた。とても好きになった。
恋愛ではない関係性が描かれているように見えた。
ここでまとめると、高校生まではとにかく恋愛関係に萌えていたのだが、大学生からは恋愛に頼らない関係が好みになった。
同人誌系は今でも読むが、それとは別に恋愛や性癖を重視しないものが好みになった。
今では、性的なもの、それ以外を重視するもの、それぞれの良さを感じながら生きている。