二次元に行けないが、距離は縮められる話

二次元に行く、という表現を聞いたことがある。その中でメジャーだと感じたのは、夢の中で会うことだった。

私は夢で好きなキャラに出会えたことはない。だから、二次元には行けていない。

しかし、神様は何かしらプレゼントをくれるものである。

私の場合は、精神状態が落ち着かない時期があるのだが、その期間に感受性がとても高まる。

具体的には、いつも聞いている音楽でとても感動したり、ドラマやアニメの世界観に入り込みすぎたりする。またこの期間は、人の表情や言動がとても気になってしまうため、人づきあいが困難になる。イライラして、人が変わったようにもなる。

このようにマイナスのことの方が多いが、それを上回るプラスのことがある。

それが、二次元キャラとの距離が縮まることである。

具体的に言うと、妄想力が強くなる。音楽を聞いたらそれに合わせて好きなキャラのPVが脳内再生される。

また、キャラの映像もいつもより輝いて見える。ウォークマンに入っている曲を再生すると、キャラが(いつもより)耳元で歌ってくれているように感じる。

スマホのディスプレイが邪魔で二次元キャラと触れあえない、という意見がある。しかし私は距離とは物理的なものだけではないと主張したい。

いわゆる心の距離というやつだ。仮に現実の人間が相手でも、触れられたらそれでいいとは思えない。

会話をして相手のことを知って、いろいろな表情や反応を見て、はじめて満たされると思う。

心の距離という意味で言えば、二次元キャラと私の距離は、精神疾患の時期にとても縮まっている。

だから精神状態が辛くても、二次元に近づけるので辛くない。

ただ仮に、この期間に三次元の人間の恋人がいたとすれば、大喧嘩になると思う。

私にとって、精神疾患期間に救ってくれる存在が二次元なのだ。