幸せにできないなら産みたくない
この記事を読んで、思ったことを書きます。
親の収入と子どもの学歴が比例する。大卒の方が収入が多くなる。
よく言われていることです。これを親の立場から考えたら、どうでしょうか。
自分(自分たち)の収入が少なければ、子供は幸せになれない、とも捉えられます。
上の記事では、親が子供の教育に関心を持つことが、格差を無くす第一歩だと述べていますし、その通りだと思います。
でも、貧困でお金を稼ぐのに必至な中、教育に気持ちを向けるほどの余裕を持つのも難しいと思います。
極端な話、離婚しても、シングルマザーでも充分子供を育てられるだけの経済力があれば、親は子供を産んで育てようと思えます。
しかし、将来経済力がある見通しが無い。経済力が無ければ自分の子供は幸せになれない。
そう考えれば、子供を産まない選択肢を取るのは当然のように思います。
わざわざ、不幸になるとわかっている命を産み出すのは嫌です。
家族がずっと一緒、お互い支え合うもの、という価値観は信用できません。離婚が当たり前の時代ですし。
それよりも、親ひとりで子供を育てられる、それだけの経済力を手に入れるのが、親ポジションにとっては死活問題です。
日本では今でも年功序列型賃金制が残っているようです。
年功序列だと、一番お金を必要としている20代、30代にお金が行きません。
大学の授業料を下げるという政策の案がありますが、それに使う予算を20代、30代の方のお給料にすれば、経済力が保証されて子供を産む気にもなるのに、と思います。
そのお金を遊びなどに使ってしまえば本末転倒ですが。