ゆーとぴあ
ユートピア、理想郷。様々な表現があります。
今回は、私の理想郷についての主観を書きます。
まず、理想郷は存在し、また存在しません。
なぜなら、自分自身が理想郷に入れ、そこで暮らしていく場合、やはり悩み事が出てくるからです。
人間の欲求に果てが無い、と私は考えています。だから、理想郷というのは、悩み事が全くないという観点から見ると、実現不可能だと考えます。
それでは、どういう理想郷がいいのか。
私にとっての理想郷は、夢を見れる時間です。
夢というのは、何かに憧れて、希望をもって、楽しんでいられるものだと思います。
そういう時間があれば、生きていてよかったと思えるのではないでしょうか。
私の場合は、ゲームをする時間だったり、友達と遊ぶ時間だったり、美味しいものを食べる瞬間だったり、作品を見ることだったりします。
理想郷は、いつでもそこにある訳ではなくて、自分の体調や精神状態、その日の天気、そこにいる人々、いろいろな条件が重なってできるものだと思います。
だから、ある時、ふと出会えます。それはずっと続きませんが、いい思い出になります。
例えば、とても素晴らしい作品に出会えたとき。その瞬間は感動しますが、何度も見るうちに、初めてそれを見た感覚は薄れていきやすいです。
それでも、出会った瞬間にとても感動した、という事実は覚えています。
そういう出来事を感じることが、生きる楽しみなのではないか、と思います。
そこにずっと住み続けられはしないけれど、何度も出会え、生きる理由になる。
それが、私にとっての理想郷です。