二次元も三次元も愛したい

女キャラの夢女子

夢を見れなくなった

夢を見れなくなった。寝ているときの夢ではなく、希望と似た意味の夢の話。

理由は2つ思い当たる。

1つ目、世界中と繋がることで、物事のハードルが高くなったこと。

2つ目、否定ばかりする・されること。

 

まず1つ目について。世界中と繋がるとは、もちろんインターネットのことである。

新しい趣味や勉強を始めるとき、まずは検索エンジンにキーワードを打ち込むところから始める。その過程で、その分野で活躍している人や成果を多く目にする。

ここまで進んでいるのなら、別に自分がやる必要も無いな、と思ってしまう。

 

2つ目について。否定ばかりするし、否定ばかりされる。

これは個人的に、日本人の自己肯定感の低さが影響してると思っている。

自分に自信がない→人を批判することで、自信のなさをごまかす→批判された人の自信がなくなる

という負のループがあると思う。

そもそも、日本は謙遜が美徳とされていて、他者を誉めるのではなく、自分を下げて敬意を表すという文化がある。それに気づいたときは、誉める文化のある国が羨ましくなった。

 

追加で理由があるとすれば、技術や文明の発達。

発達した場所で新たなアイデアを出せというのは酷である。

特に電子化、小型化、自動化以外に新しいことなんてあるのか、とさえ思う。

 

さらに追加の理由として、資本主義の行きすぎ。完全商業化、と呼びたい。

友達のよしみで手伝う、というよりは、相応の対価を払うという方向になってきたと感じる。

学生のうちは好きなキャラを描き合って、○○ちゃん、絵上手だね。もっと描いてー。だったのが、同人誌即売会で相応の対価(お金)が必要になった。

また、好きなものがあって、例えば料理が好きだとして、友達に振る舞ったり、料理を教えてあげるという趣味もあったかもしれないが、今ではそれがコンサルティングという仕事になる。(しかも、結構いいお値段になる)

なんというか、どんなに小さなことでもお金になってしまうのが現状だと感じる。

最初は、または少しはその物事自体が好きな気持ちで行っていても、お金が絡むと、好きという気持ちを純粋に保つことは難しい。

好きでやっていて、それ1本で食べていくとなれば、ある意味必至にならざるを得ない。

ピクシブクックパッドは、ユーザーからほぼ無料でコンテンツを集められる。

それはビジネス的には、経営者側には良いことだろうが、ユーザーとしては、なぜ同じことをしていても、お金を貰える人と貰えない人がいるのだろう、と考えてしまう。(イラストレーターや料理研究家と比較して)

プロのイラストレーターや料理研究家だって最初は初心者なのだから、何を以てお金を貰える側になるのかが大きな課題になる。

趣味でやっている分は微笑ましくても、プロになる(お金が絡む)と、純粋に好きでやっている印象が薄れてしまう。

 

まあ、少なくとも環境的には、誰でも何かを始めやすくなったので、才能はたくさん掘り返され、ある程度発展はするかもしれない。

ただ、全てが商業化し、お金や承認を得られなかった側が卑屈になっていく構図は、ただただ地獄だと思う。