狂気のススメ
星です。
私は現在、情緒不安定な時期にあります。
躁と鬱、つまりプラスとマイナスを行き来しています。
1カ月に一度、1週間ほど、この躁鬱期がやって来ます。
躁鬱期の間は社会的な行動(論理的に考える、作業を正確にこなす)ことが少し難しくなります。感情に左右されやすくなるからです。
しかし、この躁鬱期にはメリットがあります。
躁状態のとき、様々なものを深く感じることができ、感動もしやすい状態なので、楽しめるということです。
社会人になって希望が無くなったとか、お金はあるけれど楽しみがない、とよく聞きます。
これは持論ですが、人が楽しむときというのは、バカになるときではないでしょうか。
例えば、誰かに強く恋をしたとき、作品に感動して涙が止まらないとき、お祭りで全力で騒ぐとき、などです。
20歳を超えると、多くの人がお酒を好むようになりますが、それは理性を弱め、バカになることで楽しめるからじゃないかと思います。
バカ、という言葉を、ここではプラスの意味で捉えています。
ここでバカの反対である、賢い、について考えます。
賢いとは、望ましい結果を得るために最適な手段を見つけ、実行することだと仮定します。
生物の目的は種の存続だったり、自分という個体が生き延びることです。
なので、リスクを冒すことはバカだし、理性をなくして判断力を失えば、危険に対処できなくなり、命を落とす確率が上がるのでバカです。
生き延びるためには、賢さが必要なのです。
しかし、人間は生き延びても、自分は何のために生きているんだろう、と考え始めます。
恐らく、ここが人間らしい部分で、他の生物と違うところです。
このために人間は唯一、自殺をします。
社会に出たら、理性的であることを求められますよね。それは社会を維持するために必要なことだからです。
ただ、自分が楽しみ、生きる意味を感じるためには、バカになることが必要です。
大切なのは理性とバカのバランスで、どちらが強すぎても駄目になります。
私にとっては躁鬱期がバカになる期間であり、楽しめる時期です。
社会人としてしっかり働いて、家事をして、生きていて、でも何のために?と思う人こそ、一度バカになってみてほしいです。
バカになる一番の方法は、何かを好きになることらしいです。
好きなことを見つけるために、お金と労力がかかるので、難しいのですが。