自分の物語を紡ぐ
物語を作り出すことは、現実逃避だと考えていました。しかし、物語と現実は緩やかに繋がっているのではないかと、今では思います。
心理テストの1つに、「あなたは今、童話の絵本を開こうとしています。その絵本のストーリーを教えてください」というものがあります。
このテストでわかることは、「自分の生きたい人生がどんなものか」を表すそうです。
話が変わりますが、出来事を自分で起こそうと思えば、まずはその出来事が起こるように行動する必要がありますよね。さらに、その行動は、出来事の内容(ゴール)が決まらないと起こせません。
つまり、まずは「出来事を望む力」が必要であり、「出来事を望む」ことの1つとして、「物語を作る」という手段があると思います。
「妄想」とも言えるかもしれません。ただ、「妄想」によって自分の考えを知ることは、現実で行動を起こすことに繋がると思うのです。
自分語りになりますが、先ほどの心理テストでの、私の答えを紹介します。
登場人物はお姫様たちで、彼女たちはそれぞれに自分の考えをしっかり持って生きています。パートナーがいる人もいない人もいて、彼女たちはお互いに仲良しです。
このように、とても短いのですが、自分でも驚くほど自分の価値観を繁栄していると感じました。
お姫様たちは恐らく、自分と自分の友人たちを表しているのでしょう。お互いに依存するのでも、縁を切ってしまうのでもない。「あの子元気にしてるかな」と時折思い出せたり、たまに時間を作って話し合ったり。そういう友人関係が、私の理想です。
私は日常系のお話が好きでもあるので、案外、現状に満足しているのかもしれないと思えました。
物語は現実と繋げられる。そう考えることで、より物語を楽しめると思います。