二次元も三次元も愛したい

女キャラの夢女子

洗脳された子供の楽しさ

洗脳、という概念について、もう少し考えたいことがあったので書きます。

 

人間の中で、最も洗脳しやすいのは子供です。人間の幼い時期がチャンスです。まだ自己形成ができておらず、自分の価値観を作るために、その基礎となる考え方を無意識に吸収している時期だからです。

だからこそ、「若い頃」や「青春」はキラキラしたものだと捕らえられます。幼い頃に経験したことを、人は一生忘れないからです。

だとすれば、今の10~30周年を迎えたコンテンツにお金が集まっているのも、自然なことかも知れません。単純に、子供が当時の、コンテンツを楽しんだ思い出を持ったまま大人になり、お金を出せるようになったわけです。

 

洗脳に話を戻しますが、子供たちにコンテンツを楽しんでもらい、思い出を作ってもらうことこそが、未来のファン獲得に繋がると思います。

子供たちに、「ここは最高の世界だ」と思わせればいいわけです。さらに、子供の頃は経験も浅いため、「初めて」を与えることができます。

「初めて」は特別です。例えば、初めて友達に勝てたとか、初めて心から好きだと思えるものに出会った、などです。やはり、キラキラした思い出になりがちです(プラスの意味です)。

歴史上の名言や、人類が経験上学んだことの入り口がコンテンツ、例えばゲームや漫画の台詞だったりするわけです。コンテンツには、それを作った大人の価値観やメッセージが込められているからこそ、こういう現象は起こります。

 

私が言いたいことは、「とりあえず何かの世界に浸ってみたら、楽しめる」ということです。「あえて洗脳されてみる」ということです。

子供の頃の楽しかったコンテンツは、「思い出補正」と言われるように、子供の頃だからこそ、キラキラした思い出になっている部分はあるでしょう。 

だからこそ、大人になった今、子供の頃にハマっていたコンテンツを別の角度から見てみるのもよし、新しいコンテンツを履修し、「あえて洗脳されてみる」ことで新しい思い出を作るのもよし、だと思います(子供の頃のキラキラに勝つのは難しいですが)。

 

長年続いているコンテンツだけでなく、新しいコンテンツがたくさん産まれ、そして10年、30年と続いていってほしいと思う今日この頃です。