オタクマーケティングって貝合わせみたい
性的なほうじゃないです。
平安時代にあった、貝を使った遊び、貝合わせ。
二枚貝の貝殻に絵柄を描いて神経衰弱をする遊びです。そこから派生して、拾ってきた貝に歌を付けて、その魅力を競う遊びを指すこともあったそうです(漫画からの知識しかありませんが)。
最近、オタク向けコラボが多いですよね。
温泉とか、香水とか、ワインとか。
筋トレとか献血もあります。
この動きは、オタクをきっかけにして、そのジャンルを知ってもらおうという意図があるのでしょう。
そして、コラボ系のものは基本的に値段が高いです。これも著作権とか事情があるのでしょう。
で、そういうのを見ていて思ったのが、コラボって貝合わせみたいだということです。
貝合わせでは、普通は綺麗な貝殻に綺麗な歌をつけた方が有利なのですが、あえてみすぼらしい貝殻を拾ってきて、これはたいせつな君がくれたものだから特別、という歌をつけることもできます。
妄想で何かの価値を増幅させる、文化的な精神は平安時代に既にあったのかなと考えると、なかなか面白いです。
コラボイベントにお金を使いすぎて疲れたら、自分ならこんなコラボを作る!という妄想を企画書にまとめるのも楽しいです。