付加価値って必要?
よく聞く言葉、「付加価値」。これは、通俗的には「特定の人・場所・施設や何かの商品・サービスなどに付け加えられた独自の価値を意味するらしいです。
(Wikipediaより引用)
この、サービスによる付加価値って、必要なんでしょうか?
もちろん、不要ならサービス業が存在しないと言われそうです。
流通や卸売り、教育、広告など、なくてはならないサービスは確かに存在します。(ここでのサービスは、商品を扱うもの以外の業種、の意味です)
私が注目したいのは、「このお店、この人から買いたい」と思われることを重視する意味でのサービス、付加価値が必要かどうか、という点です。
私の感覚で言うと、必要なものは買うし、楽しそう、面白そう、と期待するものにお金を払います。
その際、あまりにも接客がひどかったりすると別ですが、あまり定員さんの態度で、このお店は2度と行かない、と思うことは少ないです。
それは日本が「おもてなし」の心を大切にしたり、お客様に逆らってはならない、と教えられており、多くの人が完璧な接客をするからだと思います。
そんな中、付加価値を重視するのはおかしいんじゃないか、と思うのです。
繰り返しますが、必要なものは買うし、面白そうなものにはお金を出します。
付加価値という接客を磨くくらいなら、必要なものとか、面白そうなもの自体を作ったほうが、お金を払う気になるのに、と思います。
新しい、必要なもの、面白そうなものを産み出すのが困難だからこそ、付加価値を重視する方向に行っているのは、少し悲しいです。